神戸港の落とし込み釣りは、神戸5防から始まると言われています。北側に多くの台船を係留しているこの堤防は、水深も内側は3ヒロから4ヒロ、外側でも5ヒロ強。冬の落とし込み釣りの基本である底までの距離がほどほどです。
チヌの隠れ家?住処となっている台船と堤防の間を中心に探っていきます。毎年、早い時は1月の終わり頃から釣れ始めます。今年は釣れはじめが遅かったようですが、その分、先日はひとりで37枚という爆発的な釣果が上がりました。
チヌの活性によって、そのアタリの出方は毎回異なります。この5防でも喰いが立つと竿先をひったくったり、グーッと押さえ込んだりしてその判別は容易ですが、食い渋ったチヌのアタリを見分けるのはなかなか大変です。
底を中心とした落とし込み釣りは、冬場から春先にかけてが多いのですが、もちろん、釣り場の状態や食い気によっては上ダナでアタってくることもあります。タナのアタリはそれなりにわかりやすいアタリが多いのですが、底でもぞもぞと触ってくるアタリはわかりにくいことが多いし、アワセのタイミングも掴みにくいものです。