三重県の堀口文敏です。日本列島は、花粉と黄砂がガンガン飛散していますが、皆さん、如何お過ごしですか?私は、毎年この時季になりとマスク無しでは過ごせ無い超花粉症です。
しかし、クロダイの乗っ込み情報も各地からちらほらと聞こえ出す時季でもありなんとも辛い時季でもあるのです。
前回は、タックルの準備として竿やラインのご紹介に加えて竿の弾力とラインバランスを最大限に活かしたクロダイ釣りの魅力をご紹介しましたが、今回は、仕掛け作りと習性に付いてご紹介します。
まず、仕掛け作りですが、基本的にクロダイの場合は重い目の仕掛け作りがキーとなります。
メジナ(グレ)釣りの場合は、マキエサと仕掛けを同調させてウキからサシエサまでの角度を保ちながらマキエサの沈下速度に合せて探っていきます。特にハリスが海中で45度前後の角度になるのが理想とされています。
しかし、クロダイの場合は「角度よりタナ」と言われるくらいタナが重要となります。
何故なら、クロダイとメジナのエサを捕食する習性にあると考えます。メジナの場合は、上から落ちてくるエサを吸い込み住処に戻る習性があるため、マキエサと同調して沈んでくるサシエサをスッと吸い込んでくれるのです。
しかし、クロダイの場合は、海底に住むカニやフジツボなどの甲殻類を齧る様に捕食しています。そのため、底スレスレのタナに仕掛けを設定し探って釣ると効果的なのです。
だから、仕掛けを落ち着かせる為に、ウキはオモリ負荷の大きなBから3Bを使うと良いでしょう。
この場合、ウキの調整オモリは、3Bのウキであれば、サルカンの下か、直結にされている方は直結部の下に2Bを取り付け、仕掛けを落ち着かせるためにチモトから50cmくらい上にG2程度のガン玉を打つと効果的です。