三重県の堀口文敏です。皆さん、如何お過ごしですか?
日本列島は、厳しい寒さにみまわれ、最大積雪量を更新し非常に厳しい寒波が訪れています。
例年この時季になると、桜の開花情報と共に、クロダイの乗っ込み情報も各地からちらほらと耳にする事が多くなり、3月中旬には乗っ込みが本格的にスタートとなるのです。
まず「乗っ込み」とは、クロダイが産卵の為に、深場から浅い岩礁地帯や砂地の浅場、湾内に移動し、浅瀬の岩場や砂地の海藻等に産卵をする事を言います。
そのため、浅いタナで、食い気もあるお腹に卵を持った重量感のある立派なクロダイを仕留めるチャンスが増え、型、数共に満足出来る時季と言えるのです。
しかし、今シーズンについては、寒波の影響で湾内やポイントによっては、水温が10℃を切っているポイントがあり、乗っ込みにはまだ少し早い様です。
しかし、雑食で比較的低水温に強いクロダイは狙えば釣れるターゲットであり、お腹はまだ卵が小さいものの釣れる確率に除々高くなるでしょう。
そこで、今回から、今シーズンの乗っ込みクロダイを楽しむためのタックルの準備から釣ってお家で美味しく戴く調理法までを5回に分けてご紹介いたします。
勿論、マキエ術や仕掛けの馴染ませ方、狙いのポイント選定や食わせ術等のテクニックについてもご紹介いたしますのでお楽しみにして下さい。