この意味は、スプレーというのは霧になって広い範囲を均一に塗布するということが可能であって、とても小さな穴や隙間に関しては霧でないと入らない箇所があります。
しかし霧であるが故、オーバースプレーと言って、照準を当てたところ以外にも飛散してしまうことが欠点で、それだけ無駄なコーティングをしていることも本当のところです。
竿の直径が15mm~20mmのところに100mmもの幅のスプレーをしたら80%は無駄になっていることになります。
ところがこの同じような成分を持つシート状のメンテナンス製品なら少ない面積から大きな面積までナプキンを掛けるがごとく塗りつけると、不織布に浸透された成分を使いきるまで、余すことなく使えば、100%無駄なく使用したことになります。
それがこのコーティング剤です。
更にボナンザニューセレクトにお徳用が登場しました。
使い方はおんなじです。アルミのラミネートに個別に丁寧に一回の使用に適したシートが入れてあり、こういう点も無駄のないメーカーの心づかいがあります。
ボナンザニューセレクトのパッケージを開けると中には1回分のアルミパックに小分けされて8袋入っています。
新品の竿や道具は等はなんと言っても傷がなくて美しいです。光沢があって見とれてしまいます。
ところが頻繁に釣りに行くとリールシートやガイドなど、メンテナンスをしていても行きとどかない部分が出てきます。
スプレーの時に紹介したように、新品のうちにきちんとくまなく塗ってふき取ります。ワックスをかけたようにすべすべになります。最初が肝心です。
このコーティング剤の付いたシートは封を開けて使用し、まだウェットな状態で乾燥しないうちは他へ何度も使えます。
白い不織布が汚れてきたら新しいのと交換です。最近の竿はノンコンタクト(非接触)塗装を施している部分があります。
そういう部分はもともと汚れにくく付着しにくい部位なのですが逆に目つまりを起こす等のかえってメンテが厄介な場背世でもあります。そういう箇所には逆にスプレータイプのロッドメンテが有効です。
不織布に含浸させたボナンザニューセレクトなら塗着効率は100%です。無駄がありません。
ツルっとした面をいつまでも大切にしたい人への最も使いやすい保護剤です。
新品のうちに保護しておくことその高級な製品がより長持ちします。
もう一つのメリットをお伝えするならば、ボナンザニューセレクトで表面に保護膜を作りそれをふき取る作業をしますが、そのふき取りに使用する布こそ、最近の高級な竿に付属してくる柔らかい布でできた竿の保護袋が役に立ちます。
竿にニューセレクトを塗り、乾き切らないうちに竿の保護ケースに竿を仕舞ってふき取ります。
竿の保護ケースにはボナンザの保護成分が転写されて、竿を仕舞うごとに保護ケース(袋)に収納すれば更にスベスベ感が長持ちします。
ボナンザニューセレクトは竿に限らず、家具、やゴルフ道具などにも有効です。
竿など以外にも、家具やソファなどの皮製品にも素晴らしい光沢を維持してくれます。
特別な使い方ですが私は愛用のギターのネックやボディーに使っています。指のスベリもよくストレスが生じません。
こういった無駄のないメンテナンスもやってみれば、なるほどと思うことがいっぱいあります。
この製品は釣具店でお買い求めください。
(続く)