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2013年2月7日

メンテナンス用品④・・・ラインメンテ

皆さまこんにちは、楽しい釣りをしていらっしゃいますか。
 
冒頭にご紹介している「ラインメンテ」というのは製品の名前で釣りの専門用語ではありません。
 
ラインメンテという名前から糸に対してメンテナンスを行うと言う意味が良く解らない方も居られるかと思います。
 
なぜ糸にメンテナンスが必要なのかということをご説明いたします。
 
道糸は主にナイロンとPEと両方がありますが、海水に浸されたり、乾いたり、日光を受けたりする中で、いずれも吸湿をしては閉じ込められて糸の劣化を生じさせています。
 
糸の劣化は強度の低下につながることもそうですが、癖が残って糸の送りがスムーズでなくなったりします。
 
改善の方法は糸にトリートメントを行うようなことが必要にもなるし、水分に対してバリア性を保つ環境におくことが大事になってきます。
 
これがラインにメンテナンスを行うということなのです。ではどのようにすればメンテナンスが出きるか。
 
使用後の水洗い(ぬるま湯)で海水の塩分を取り除くことが大切です。できる限り使用した部分の糸をスプールから出して洗います。
 
現実は糸をすべて出して洗うと言うのは数メートルなら対応できても数十メートルとなるとひと苦労します。
 
通常は使用したところをカットして廃却することになります。高価な糸ですから再々廃棄も大変ですし、捨てる量にも限界があります。
 
そこでそういった作業を省き簡単に処置を行うことが可能な製品がラインメンテです。
 
ラインメンテを使用する際は道糸を新しくされたときに施した方が確実ですし容易です。

道糸をある程度巻いてその上からスプレーでコーティングします。更に糸を巻いてからもう一度スプレーします。このように数回に分けてスプレーを行うことでメンテナンス(予防)が完了します。
 
そのことにより道糸には発水性が生まれ吸湿をしてしまうことが可成りなくなります。スベリもよくなり糸の送り出しも容易になり、操作性が向上します。
 
二つのスプール間で巻き替えを行いながら道糸を大切に使ってますが、このメンテナンスをした場合としない場合では寿命が倍ほど違ってきます。巻き替え等ができなかったとしてもスプールの上から吹きかけるだけでも、何もしないより全く改善されます。
 
それでも4~5回の釣行後には新しい道糸に付け替えてください。
 
決して絶対的なものではないので、劣化や癖は同じように起こりますが寿命が延びると言うことで経済的効果が大きいことになります。