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2013年1月31日

黒鯛道27、冬場の落とし込み釣り、その1。

一昔前、チヌの落とし込み釣りといえば春先の4月ごろから始まり、秋の10月下旬ぐらいまでを釣るのが一般的でした。
 
今から20数年前のころでしょうか。まだイガイやフジツボなどのエサを使う前のことです。エサといえば堤防に住み着いている防潮ガニやアオムシなどを使っていました。
 
地域や釣り場によっては、時期やエサは多少違っていたと記憶しています。大阪湾、神戸港とも基本は目印を使って3ヒロぐらいまでのタナを中心に探っていました。
 
神戸七防の先人の落とし込み師たちも皆、目印を使っていました。今では目印の長さは2ヒロぐらいが中心ですが、なんとその頃は4ヒロ、5ヒロといった底まで探れそうな目印を使っている先人たちも多かったのです。もちろん目印がリールに巻き込めるようにテレガイドの竿を使っていました。しかも春から秋にかけての時期に使用していました。
 
その当時私は神戸七防をホームに落とし込み釣りをしていましたが、11月に入ると落とし込みをしている釣り人はほとんど見かけなくなりました。次のシーズン開幕の4月までの5ヶ月の間、他の釣りをする気にもなれず冬場の七防で黙々と餌を落としていました。
 
5年近く経った頃でしょうか、同じ堤防をタックルを変え、餌を変え、タナを変えて探っているうちにいろいろなことがわかってきました。冬場は活性が低くチヌはほとんど釣れないと言われていたのですが、そうでもないことが序々に分かってきたのです。
 
私のタックルは関東で購入したヘチ竿と前打ち竿などを使っていました。5.3mの前打ち竿に長い目印をつけて一気に内側の底まで探っていたりしていました。ヘチ竿は2ヒロ半ぐらいまでのタナと底近辺も探っていました。餌は七防で採れるタンクガニと餌屋で購入した地エビがメインでした。大きなフジツボの中身を使ったり、イワガニなども使用しました。
 
ほとんどが朝早くから昼までの釣りでした。日が昇るまでは底を中心に、そのあとはタナをさぐりました。底で地エビでチヌが釣れ、2ヒロ半のタナ、タンクガニでチヌが釣れました。
 
次回は 黒鯛道28 「冬場の落とし込み釣り」その2 を予定しています。