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釣魚図鑑

アカクラゲ

ミズクラゲ目 オキクラゲ科

日本近海に昔から生息するクラゲで、春から夏に多く見られる。釣りの餌として利用されることも有る、身近なクラゲだが、毒性の強い毒針を持つため注意が必要な生物と言える。 本来は毒のある職種を使って小魚などを捕まえて捕食する。水深3メートル程度の比較的浅瀬を漂っていることが多く、海水浴やサーフィンなどのレジャーの際に刺されるといった被害も多い。 また、アカクラゲは、クラゲが死んでもその毒性はなくなら無いため、海岸などに打ち上げられている死んだアカクラゲにも注意が必要。アカクラゲに刺されると非常に痛いが一度で死ぬことはない。

形態

赤~茶色をしたクラゲで、放射状の褐色の縞模様が特徴。触手は多くて長く、最大で2メートルの長さになる。長い触手には毒針がある。有明海で見られるアカクラゲは、ヒゼンクラゲと呼ばれ、16本の放射状の褐色の縞模様が特徴。個体差はあるが、傘の直径は9~15cm程度。長さ2m以上の触手を40~56本持つ。

食味

ふつう食用としない。

触手のに毒針を持ち、刺されるとかなり痛い。毒針が乾燥し鼻などに入るとクシャミなどを引き起こす。アカクラゲの長い触手には、毒液の入った針を含んだ刺胞と呼ばれる小さな袋がついており、本来はこの針で小魚などを捕まえて捕食している。アカクラゲに刺された患部は、ミミズ腫れや水ぶくれになり、約1週間痛みが続く。一度だけ刺された場合では死ぬことはないが、何度も刺されることでアレルギー反応をおこし、アナフィラキシーショックを起こす危険性が有るため、注意が必要。 刺された場合は、真水ではなく海水で洗い流すこと。また、ラッシュガードなどはアカクラゲに刺されることを予防するのに効果がある。

釣種

防波堤,海釣り公園

釣場

内湾,防波堤

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海 ,琉球列島