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釣魚図鑑

ナマズ

ナマズ目 ナマズ科

日本全国の淡水域で見られることができる。湖泥や用水路など水草の多い泥沼を好んで生息する。そのため水質の変化にも比較的強い。夜行性で暗闇を好み口ひげを使ってエサを探す。小魚や甲殻類、カエル、亀などを捕食し、日本の淡水域では食物連鎖の上位に位置する貪欲な魚である。空腹になると共食いを始めてしまうほどである。水温が10度を下回るとあまり活動しなくなる。オスがメスの体に巻き付くという交尾方法で、水草などに卵を産み付ける。性的に成熟するするまではオスは2年ほど、メスは3年ほどかかる。非常に敏感で神経質な性格を持つ魚で、地震を予知する能力を持つと噂されるほどである。

形態

大きくて平な頭部と幅広い口を持ち、体型は楕円形。長い口ヒゲがナマズの最大の特徴。左右に1本づつのヒゲのみに見えるが、上アゴと下アゴに1対づつの計2対4本のヒゲが生えている。幼魚のころには下アゴにもう1対のヒゲがあり6本のヒゲを持つが、成魚になるにつれて1対は消えてなくなり、4本になる。体表はヌルヌルとした粘液で覆われており、鱗は持たない。目は小さくて背中寄りの場所に位置しており離れている。体長は大きいもので70cmほどに達する。歯はヤスリのような形状をしており、様々な獲物はこのヤスリ状の歯ですり潰されて捕食される。また、人間と同じようにナマズは味覚を持っており、ヒゲを含めた全身を使って味を判別することができる。

食味

身はクセのない白身で美味。食味はウナギに似ているが、ウナギよりも脂ののりが良い。日本では食用としてはマイナーだが、ベトナムやタイなどでは非常にポピュラーに食べられている。しかし、有棘顎口虫や日本顎口虫などの寄生虫が繁殖していることが確認されているので、食す際には十分に注意が必要である。万が一食べてしまい、寄生虫が体内へ侵入してしまうと皮下組織内へと入り込み、ミミズ腫れのような症状が現れる。また、目や脳などに侵入してしまうと失明したり脳障害がでる可能性がある。これらの寄生虫を死滅させるために身の中までしっかりと加熱するか、48時間以上マイナス20℃以下の空間で冷凍するなどする必要がある。。刺身などの生食で食べる際は、養殖されたものを食すのが好ましい。臭みがあるので、しっかりと泥抜きをし体のヌメリを取る下処理を行うことがナマズを美味しく食べるポイントである。蒲焼きやフライ、ムニエルなどに調理される。

釣種

バスフィッシング

釣場

淡水・川,池・湖沼

生息域

南日本,北日本