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釣魚図鑑

メバル

スズキ目 メバル科

メバルは2008年、標準和名アカメバル、クロメバル、シロメバルに分けられた。従来同一の種とされてきたメバルがDNA解析によりそれぞれ別の種であると認められたのが2002年。暫定的にA型=赤色型、B型=黒色型、C型=茶色型との呼称が用いられていたが、日本魚類学会に上記和名が提唱され、確定した。いずれも北海道~九州、朝鮮半島南部の浅海の岩礁域にすむ。これらのうちクロメバルは他の2種より外洋性が強く内湾には少ない。地域により3種すべてが見られる場合も、これらのうち1種もしくは2種しか見られない場合もある。従来釣り人が「黒メバル」と呼んでいたものは、標準和名シロメバル。体色のほか見分けのキーは胸ビレの軟条数で、アカメバルは多くのもので15本、クロメバルは16本、シロメバルは17本である。

形態

体色は黒褐色で、数本のぼんやりとした黒い横縞がある。胸ビレが長く伸びていて赤く、腹ビレと尻ビレも赤みを帯びている。体はカサゴよりも幅が薄く、体高はやや低く、全体的にスマートな印象。クロメバルは生きているとき全身が黒っぽく胸ビレも黒い。背中は青やグリーンがかっている。シロメバルは生きているときの体色は金色がかった茶褐色で胸ビレも茶色っぽい。アカメバルは全身が赤っぽい。全長は20~30cm程度まで成長する。口と眼が大きく、和名の「メバル」も眼が大きく張り出していることに由来する。

食味

シロメバル、アカメバル、クロメバルの順に味がよい。身は淡白な白身で締まっており、冬から春にかけてよく脂がのる。煮付けが定番だが大型なら薄造りも絶品。その他にも塩焼きや酒蒸し、小型のものは唐揚げとさまざまに料理できて美味。台湾では蒸し料理などにもされる。メバルはオキアミを食べるため、アニサキスなどの寄生虫がいる可能性があり、注意が必要である。

釣種

釣り船,磯,防波堤,海釣り公園,筏・カセ,ソルトウォータールアーフィッシング

釣場

内湾,岩礁,防波堤

生息域

南日本,北日本,日本海,瀬戸内海,東シナ海